元OLで今はフリーカメラマンの須藤夕子さん、一人暮らし 8年自分お力で着実に夢を実現させている。自分の生命力を信じてやりたいことを一歩づつ実現
=先日NYから帰国したばかりだそうですが?
「そうなんです。雑誌の撮影で一週間向こうにいて、テロの直後だったので、街中に掲げられた星条旗、消えることない焦げくさい臭い…まだまだ困っている人は多かったですよ」
=怖くなかったですか?
「出発前、たくさんの人に「行かない方がいいよ」といわれたけど自分の生命力を信じて、やりたいときに行動しないと公開すると思っているから。飛行機は空いてて快適でしたし(笑)」
=海外ロケは多いんですか?
「今回は帰国してすぐハワイに撮影があったけど、ぜんぜん多くないですよ。まだフリー2年目だし。二十歳のころ、有名な空間デザイナーさんのアシスタントをやっている時期があって、でもあるプロジェクトがつぶれたらクビになったんです。みんなと別れるのがつらくて、それ以上に自分の無力さが悲しくて。その時以前から興味があったプロカメラマンになりたいって初めて自覚して今の私があるんです」
「それからOLになったとき、土日を使って撮影のバイトを繰り返しました。プロカメラマンの技を盗みたくて、雑誌の読者モデルをやった事も(笑)高価な機材を揃えるため、お昼はお弁当か上司にゴマすってランチをおごってもらったり、洋服や飲み代も我慢してカツカツの毎日」
「一人暮らしをして長いんですが、親元にいたら、今の私はないと思います。寂しい時も時にはありますがその寂しいと思う気持ちを表現できる人になれたらいいなと思うし、悩んだときは写真を撮るたびに出たり、私にとってカメラはコミュニケーションのツールなんです。
=叶えたい夢ってなんですか?
「世界中を飛び回るカメラマンになってたくさん作品を残したいです。」