2013年07月22日
17の夜
親友の息子が17才の若さで事故で亡くなりました。
ご自宅へ上がると、
息子の死化粧をする母親(友達)がいた。
こんなに立派な母親は世界中探しても、あんたしかいないよ。
撮影していると、続々と人が
線香を上げにやってくる。
小学校の担任の先生は数珠を出す手が小刻みに震え涙をこらえていた。
付き合っていた彼女は冷たくなった彼の手を握り、男友達達は
帰り際に
「じゃあね。なっちゃん」と声をかけた。
母は強く、泣きはらした目でも
たまに冗談を言ってみたり、場を和ませて、でも時折、崩れ落ちて泣き始めるのだ。
昨日彼女からの電話は
「家族写真を夕子に撮って貰いたいんだ」と声を詰まらせながら言っていた。
親として最後に出来る事を精一杯探してやろうとしている姿を見て思った事は、
きっと17年間、ずっと、この人はその時に出来る事を子どものために一生懸命やってきたんだろうなと思った。
人生には、いろんな事がある。
同じ学校の子たちは、今日、学校に集められ、彼の死の報告を受けたそうで、教室では、誰からもとなく、ひこうき雲を歌っていたそうです。
17の夜の出来事は、何を教えてくれるのでしょうか、、、
彼の分まで強く生きていこう。
Posted by Yuko at 2013年07月22日 05:50
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