« 世界中のモダンアートの不思議 | Main | Paris »
2005年10月07日
誰かの居場所なくしてませんか?
ガウディの作ったグエル公園へ行く。
日本のお城や観光地もそうだけど、見所はだいたい岡の上に在り、歩かせる。
そして途中のくだらないみやげ物屋で休憩しては、お土産を買ってしまうというシステムに乗っかりつつ
グエル公園へ歩く。そして下る。
公園内で目の美しいメキシコ人の女の子に出会う。
吸い込まれそうな目で、とても心がキレイな人だった。
ハッピーで心がキレイな人を撮るのが好きだ。
お互いのカメラで一緒に撮り合い、楽しかった〜。
ガウディの装飾がいっそう彼女を引き立たせた。
勝手にガウディとコラボレーション。
近くのお土産屋のおじさんにSUDOYUKO.comのカンバッジをあげて、売り場に張ってきました。
夕方、市場へ行く。見たことのない食材、チーズ、アンチョビ、チョコレート、生ハム、フルーツ。
1人で来たので、あ、家族や彼や友達と来たら絶対楽しいだろうなと思う場所だった。
今回のバルセロナの旅行で感じた事。
老夫婦の手をつなぐ、いわゆる昭和的に言うとチャーミーグリーンな絵を沢山見たが、
やっぱり幸せで平和な世界を直視できるかできないかは、
自分の心の状態によってできる時とできない時がある。
カフェである男性がデート中のデートの相手の女性に夢中な目をしながら彼女の太ももの脇にすっと手を当てる。
日本男児には、これをイヤらしくなく自然に出来る人は少ない。
愛しているという言葉やスキンシップ。
何気ない気配り、小さな思いやりが女性を気持ちよくさせる事を、ラテン系の男性は子供の頃から知っているような気がする。
「こんな大人になりたい」と思う大人像が、ここスペインにある事に気がつく。
美味しいものがあり、たくさんの集う場所、バールやカフェがたくさんある。
人は自分の居場所がない事ほど寂しいことはない。そして一番人間としてやってはいけない事が
その人の居場所をなくしてしまうことだ。家庭、学校、会社、社会、、、
誰かの居場所なくしてませんか?
自分が生きている証が欲しい、誰かに自分が生きている過程を見てて欲しい。
今日何があったのかを話す相手が必要で、それが街全体で作られているような感じがした。
今日ホテル近くのスターバックで、注文してから私の名前を聞かれた、「え、ナンパ?」と思ったが、
出来上がると名前を呼ばれた。
「YUKO〜」
なんだか、嬉しくなる。
名前を呼んでくれる人がたくさんいればいるほど、幸せだと思う。
1人でも多く名前を呼んであげようと思った。
Posted by Yuko at 2005年10月07日 04:33
このブログに投 票する。
Trackback Pings
TrackBack URL for this entry:
http://sudoyuko.com/mt/mt-tb.cgi/284